アサイラム・チャレンジ エピローグ
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グローシム・アサイラムから最後のおはようございます、つけじゃけです。前回アサイラム・チャレンジを達成したラングさん。いよいよ、アサイラムシム達がグローシム・アサイラムから解放される日がやってきました!
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退院の身支度をするラングさん。この最低品質のバスタブともお別れです……。
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「あれ、ラングは?」
ラング以外の皆は、すでにアサイラムの前に集まっています。
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「わるい、待たせたな」
遅れてやってくるラングさん。
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「わお、ひげ剃ったんだなラング!」
チャレンジを達成して、退院するということで、目の隈(アイシャドー)を取り、髭を剃ってみました。別人のようですね。もうゴリラングには見えません。
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「ドゥシャ君まってたよ、みんな、君のおかげで退院できて喜んでたところだよ、ありがとう」
真っ先にスタンチクさんがハグしに来てくれました。退院できるのが本当に嬉しそうです。
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「ドゥシャ君は、これからどうするつもりだい?よかったら……」
「俺は……、息子を探さないと。別れた妻がちゃんと面倒見てくれてるか心配なんだ……」
一匹狼で人づきあいが苦手だけど、家族思いなラングさんは、3歳になっているだろう息子さんを探しに行く予定のようです。
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「……私には家族がいないから、本当にどれだけ大変なのか想像しようもないけど、応援するし、いつでも協力するよ」
「ありがとう、アンタもまた舞台からやり直すんだってな、俺も応援してるよ」
スタンチクさんは、初心に戻ってスタンダップ・コメディを勉強し直すみたいです。
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「おお、誰もまだ見ぬシウダー・ブランカを探し求める、この勇気あるカーク博士に神のご加護を……」
「ハハ、ありがとよ、神父さんも教会に戻っても元気でな」
退院できたボーロ神父は、また元いた教会で神に仕えていくお許しが出たようです。
カーク博士は懲りずに、今度はシウダーブランカを求めてジャングルを目指すみたいですね。
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「私はジョン=ドゥーなんかじゃない……!くそ、政府め、今に見てろよ!いつかきっと本当の顔と名前を取り返してやる!」
元カリスマハッカーのジョン君は正気に戻り、ある程度の記憶を取り戻したようですね。記憶を取り戻した反動か、1人病気になっていました。でも、カリスマハッカーに戻ったジョン君が政府から本当の顔と名前を取り戻す日も、そう遠くなさそうです。
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「おいおい、地球のことは管轄外だが、悪事もほどほどにしておけよ」
アルバート2世は、長い不定の狂気を脱して、宇宙エージェントに復帰するようです。でも、もう二度と宇宙の果てを目指すことはないでしょうね……。
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「やっと退院できたと思ったら、またムショに逆戻りかよ、ちくしょう……!」
もともと殺人未遂で投獄されていたオーランドは、残りの刑期を刑務所で過ごすことになりました。
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「……ラングさん、退院する日が来たら心中するつもりでいたけど、あなたのおかげで退院できたことだし、今回だけ見逃してあげるよ」
1人離れたところから、ラングを見続けていたシグルス。もともと正気じゃない彼は、また新たな婚約者候補を探す放浪の旅に出るでしょう。
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「ところで、スタンチク。みんなとお別れする前にしたいことがあるんだ」
「え、なんだい?」
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「最後の思い出に集合写真を撮らないか」
「いいね!そうと決まれば、どこかへ移動しないと……」
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「さようなら、グローシム・アサイラム!」
ここでいったん、アサイラムシム達の物語は終わります。サイト開設と、ほぼ同時に始まって約一か月に渡りお届けしてきた『アサイラム・チャレンジ』も無事に完結です!今まで、読んでくださった読者の皆様、心温かい応援やご感想くださった皆様、本当にありがとうございます!
以下は、アサイラム最後のオマケSSのコーナー。ラングさんが言ってた集合写真のようなもののSSです。
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「アンタたち、いつまでもアサイラムに引きこもってるんじゃないわよおおお!!!」
「ぐわあああ!!」
だれが普通の集合写真を撮ると言った?
けっこう前に流行ったトリックポーズですねw(なぜ今さら)普通の集合写真を期待されてた方すみません……
だって吹っ飛ばしたかったんだもの!
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真ん中でモロパンも気にせずフィニッシュポーズをとる子ラングさん。男の娘なので、大丈夫!
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「さらに吹き飛ばすわよお!」
「や、やめてくれー!!」
これが一番大変でした……。ちゃんとトリック写真らしくなってるでしょうか?(;^ω^)
チャレンジ完走企画の1つとして、これらのポーズも配布いたします。
少しですが、このほかにもアサイラム・チャレンジ完走企画用にいろいろ考えましたので、良ければご参加いただければ大変嬉しいです。それでは皆様、今まで本当にありがとうございました(^^)/